ヘアスプレー

はっきしいって、今年の映画で1番おもしろかったです。


http://hairspray.gyao.jp/


映画を元にしたミュージカルがあって、さらに映画化されたという複雑な敬意を持つ本映画です。
話の本筋は、差別問題を含んだりと(元々の映画は、話が重いみたいなことを聞いたのだが)するんだが、そんなことをハイテンションなノリで、重々しく感じさせないです。
でも、差別はダメよ。
と、苦い薬をオブラートに包んでそのまま飲み込んでしまうそんな印象を受けました。


そんな重い話を払拭するのが、終始ハイテンションなノリ。
開始直後からテンションMAX!!
見ているほうがホント疲れました。
まるでコース料理を頼んだら、もうお腹いっぱいなのに次から次へとこれでもか!、というくらい料理が運ばれてくるそんな感じ。

だけど、見ている最中も見終わったもずっとワクワクさせてくれる映画なんて、めったにないです。
気が乗らない人もコレを見たら、みんなワクワクすること間違いなし。
最初のテンションをそのまま最後までもっていくんだから、この映画を作った人たちのパワーのすごさに恐れいりました。



そして、太っちょで初めは、なんだかなぁ〜っていう主人公なんだが、次第にそれが愛らしく感じてしまう自分に驚きました(笑。
デブ線じゃないのに、あの素敵な笑顔と歌声を受け取っていると魅了されてきますよ。
あれは、すごい。
でも、母親は最後まで無理でした・・・。
(と思ったら、スタッフロールを見てびっくり。ジョン・トラボルタだったのねwww。そりゃ無理だわ。)


あと、1960年代のアメリカが舞台なんだが、これってALWAY3丁目の夕日のアメリカ版なのかな。っていうくらい当時のアメリカの匂いが感じさせてくれておもしろかったです。