隠された記憶

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これまた、公開劇場が少なかった映画。
カンヌで3部門に受賞した作品だが、感想としては・・・どうなの??って感じ。

一切音楽がなく常に緊張感を与える、という点では監督の腕はすごいと思ったが、肝心の内容が難しい。
見た人が答えを考え出す形なんだが、後味がすっきりしない映画で僕は嫌い。
カンヌとかだと、こういう哲学的な作品が好まれているみたいだが(北野武監督の作品なんてチンプンカンなのに、なぜ評価を得ているのかさーぱり。特に最近の北野監督のは)、映画は映像という情報量の多い媒体なのだから、映像を見せるだけでも観客の頭はパンパンになるのに、さらに自分で考えろとは無責任なんじゃないの?
映画って、ぱっと見はシンプルだけど振り返ると「あー、なるほどねぇ〜」と余韻を楽しむものだと僕は思っているので、こういう監督の哲学を押し出してくる映画はどうも好かないです。


映画のアプローチとしては、おもしろいとは思いました。
見終わった後、考えれば考えるほど矛盾が現れてくる内容には驚かされた。
ネットで見ても、皆いろいろな解釈をしていておもしろいですし。
特に、突拍子も無く現れるあのシーンには、頭の中が真っ白になって「ぽか〜ん」としたしね。