ユビキタスネットワークについての講義

修士になってから、外部から講師を招いて講義をしてくださるのだが、今回は、椎尾一郎教授(下記を参照)による講義であった。
森山和道の「ヒトと機械の境界面」
話していた内容は、だいたいここに書かれていたのと同じ。



どうも、技術よりの人間が多いウチの大学の学生たちは、否定的な意見をしているのをちらほらと聞きました。
「使えない」「制限が多すぎ」「本当に便利なのか?」
だけど、僕は話を聞いていて結構おもしろかったです。
どこからそんなアイディアが出てくるの??ってね。
実用的か否かは、ユーザが決めるのであって、作る側が決めつけるものではないと思います。
そう思ってしまうのは、今までと異なった新しく生まれたものを、認めたくないからなのではないでしょうか?


たとえば、パソコンでは当たり前のキーボードとマウスだが、全くの初心者の人にとっては、困難極まりないです。
既存のユーザからすると当たり前でも、初心者にとっては初めてのもの。
だから、いろいろと初めての人にも使えるインターフェースを考えようと模索されている。
だけど、既存の頭が堅い人たちが、それをかたくなに拒んでいる。
キーボードとマウスこそが最高だ!と、ね。


最近でいうと、ゲーム機のコントローラが一番当てはまる。
コントローラからリモコンへと操作を変えたWiiリモコン
今までのゲーマーからは猛反発をくらいました。
だけど、ゲームをやったことのない人たちにとっては、コントローラだろうがリモコンだろうが関係ない。
関係あるのは、どちらが受け入れやすいか、の1つ。


時代の変化を拒んでいたら人間は進化できません。
ダーウィンは、進化の過程で生き残る種は「変化した種」だ。と言っています。
変化しないで緩く生きるのは簡単だが、進化するためには変化しなきゃいけない。
今までのものを捨て、新しいものを受け入れなきゃいけない。


これからのユビキタス社会で、パソコンのインターフェースも大きく変わるかもしれない。
その評価は、実際触ってみてからでもいいのではないだろうか。
さんざん言われたWiiリモコンだって、触ってみるとすごくおもしろいもの。
とりあえず受け入れてみて、駄目なら吐き出せばいいこと。
最初から拒んでいてはいけないです。


つまり、僕が言いたいのは・・・お茶の水大学の教授が羨ましいってことです。
お茶の水の美人の学生と、いっしょにお料理を作りたいです!