日本の社会戦略-世界の主役であり続けるためには-

堺屋太一さんの本を読んでみたくなり、比較的最近発売された本を読んでみました。

最初に述べておくが、すごいおもしろいし興味深い内容でした。


日本の社会制度は、どうのように出来上がったのか?
なぜ、今日本がダメになったのか?
世界の社会制度は、今どのように変わっていっているのか?
日本は、どうすべきか?


この4点について、堺屋太一さんと稲盛和夫さんの2人が論じてくれている。
特に、衝撃を受けたのが、「日本に残された時間は後、20年しかない」という話。
日本の近代史を見ると、
1867年 大政奉還によって、封建体制に終止符
1905年 日露戦争に勝利
1945年 第2次世界大戦の敗戦
1985年 プラザ合意により、バブル突入そして崩壊

この40年周期説に従うと、このままあと20年間不況が続き、日本はどん底にまでたたきつけられる。
もし、このまま進んだら20年後は、どうなってしまうのか?
そんな日本を描いた話を先般に読んだため、この40周期説に興味を持ってしまった。


西暦2026年の日本 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
2026年、言葉の壁で日本沈没 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
さっさと次へ行こう。もう日本という物語は終わったのです。 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ


このまま沈没していく日本にしがみ付いていくか?
世界に出て行くか?
それとも、日本を救うか?


僕は、日本に執着していってはダメだと思った。
今、就活で企業選びをしているが、「海外は嫌だ。日本にずっといたい。それも地元に」
みたいな考えをしている人が何人かいる。
でも、その考えはすでに時代遅れなのでしょう。

世界がこれだけ狭くなった今の時代に、日本ばかりを見続けるのは、負けかと。
僕も、地元就職を最初考えていた。
でも、それではいけないと気がついた。
小さな枠で、ぬるく生きていちゃ自分のためにはならない。
今の時代を生き抜くのに、そんな生き方はしちゃダメだ。


東京に行ったって、今は2時間もありゃ実家に帰れるんだ。
日本の裏に行ったって、今は1日もかからず日本に帰れるんだ。


去年の夏におきた出来事以降、考えが吹っ切れた。