とてつもない日本

とてつもない日本 (新潮新書)

とてつもない日本 (新潮新書)

ローゼン閣下の本を読みました。
話の内容としては、主に麻生氏が外務大臣を務めることで垣間見ることができた、海外からの日本に視点を当てて麻生氏なりの考えを述べております。
巷で聞いたとおり話としては若干薄っぺらく感じてしまったが、麻生氏の考えには中々共感するものがあった。

ただ1つを除いては・・・。


外務大臣という立場から、やたらと中韓に配慮している内容となってしまっているのが残念でならない。
(確か、麻生氏は中韓を嫌っていたと思ったのだが・・・)
彼自身が本当にそう思っているのなら、それはとてもすばらしいことなんだが、両国の現状を見ていると僕は素直にそう思えれない。
平気で裏切る。
平気で国際ルールをやぶる。
世界の秩序から大きく異なる中華思想に日本(もとい世界)が合うはずがない。
麻生氏は、アジアは1つになるべきだ!
と、唱えていることは立派だが、根本的に中韓も変わってくれなければその実現は不可能である。


それを手助けするのが日本だ。
ともいえるが、現実は難しいところである。
私は、麻生氏の人柄、思想が好きであり、ポスト総理大臣として叫ばれるなか、ぜひ彼にはそうなってもらいたいものである。
もしも歴史が彼を認めたとしたら、きっとうまい方向に物事が進むはずである。