解放されたとき


アメリカとソ連の追い抜け追い越せという時代があったが、ロシア革命により終止符がうたれた。
そのような関係がカメラの世界にもあった。
ニコンキヤノンフラグシップ対決。
一方が新しいのを出せば、一方はそれを上回る物をだすという攻防戦。だが、30年近く続いたその交戦も、デジタルという革命により消え失せた。
両者は、デジタルという新しい波に向かわねばならなかった。
世はデジタル世界、フィルムで競い合っている余裕などなかった。


だが、そのような中でニコンは「最後の最高級のフィルム一眼レフ」を作った。
それがF6である。
8年ぶりに誕生したフラグシップ機。
敵であるキヤノンがフィルムのフラグシップ対決から抜けた今、スペック数値で戦う必要がなくなった。比較される相手がいないのである。
何も束縛はない。ただ、最高の物を作ればよい。
ニコンのその答えがF6であり、最高のフィルムカメラを作り上げた。
敵がいることで、互いが進化していく。だが、縛りから解放されたときに見つけられる答えもある。
その答えをのばして欲しいものである。


とまぁー、書いたけど本当のところは、まだF6に触っていないのでどんな感じなのか、ぜーんぜんわからないんだけどw。
近くの店に置いていなので、帰ったときにヨドバシ行って堪能したいな。